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心電図が苦手な人は必見!イラストでわかりやすく解説しました【期外収縮編】

期外収縮とは?

ナースひまり
ナースひまり
期外収縮とは、どういう意味か知っていますか?

期外収縮とは、『通常より早いタイミングで心臓が収縮する』という意味。

通常、心臓は洞房結節から電気刺激が発生して、

洞房結節→房室結節

→ヒス束→脚(右脚、左脚)

→プルキンエ線維

刺激伝導系を通って、心筋が興奮して心臓が収縮しますよね。

期外収縮は・・・

こんな感じで

  1. 何らかの理由で刺激伝導系以外から電気刺激が発生(異所性興奮
  2. いつもより早いタイミングで心筋が興奮
  3. 心臓のリズムが乱れる

ナースひまり
ナースひまり
これが期外収縮です!

期外収縮の原因

心疾患

例、心筋梗塞、心筋症、心不全、心臓弁膜症

自律神経が乱れた時

 例、アルコールやカフェインの取りすぎ、睡眠不足、疲労、ストレスなど

期外収縮は、健康な人でも十分に起こりうる不整脈です!

「昨日はちょっと飲み過ぎた…」

「疲れがめちゃくちゃ溜まってる〜」

こういう時に、たまに胸がチクッとすることはありませんか?

わたしはそういう時、「今、期外収縮が起きたのかも…」と思います(笑)

(実際にその時に心電図をとってる訳ではないので、本当に期外収縮が起きているかどうかはわかりませんが…^^;)

期外収縮には2種類ある

期外収縮には

  • 上室性期外収縮(PAC)
  • 心室性期外収縮(PVC)

ナースひまり
ナースひまり
この2種類があります!

上室性期外収縮(PAC)と心室性期外収縮(PVC)の違いは?

<上室性期外収縮(PAC)>

心房内で異所性興奮が発生

<心室性期外収縮(PVC)>

心室内で異所性興奮が発生

ナースひまり
ナースひまり
心臓はほとんどが心筋でできていますよね。

心臓の心筋は、心房の心筋は薄いのに対して、心室の心筋は分厚い。

心房は血液を受け入れるだけ。

心室は血液を全身に送り出すために、心室の心筋は心房の心筋よりも何倍も分厚くなっています。

心房内で異所性興奮が起きても、循環動態に影響は及ぼしませんが・・・

心室内で異所性興奮がパラパラ見られるようになった時は要注意です!

↓こんな感じの↓

ナースひまり
ナースひまり
特に3つ以上続いた時は危険です!

よくテキストでもこの波形は見ますよね。

臨床でもたまにこの波形は見ます^^;

なぜ危険なのか?

それはPVCが3つ以上続くと・・・

電気刺激がクルクルと回り出します。

ナースひまり
ナースひまり
これを専門用語では『リエントリー』といいます。

心室内でリエントリーが起こると・・・

心室頻拍(VT)に移行する可能性があるんです!

これが「PVCが3つ以上続いた時は危険だよ」と言われる理由。

心室頻拍(VT)を発見した時、脈の触知を確認しましょう!

ナースひまり
ナースひまり
発見した時、自分も気持ちが動揺しているので、脈の触知を忘れがちになります。

脈の触知ができない場合、全身に十分な血液が送り出せていないということ。

つまり、心停止と同じ状態なので、緊急処置が必要です!

心房粗動(AFL)

心室内でリエントリーが起こると、VTに移行する可能性があると話しましたが・・・

じゃあ心房内でリエントリーが起きた場合はどうなると思いますか?

心房内でリエントリーが起きた場合、それが心房粗動(AFL)です。

AFLの特徴として、基線がノコギリの歯みたいになりますよね。

ナースひまり
ナースひまり
そのノコギリ歯の正体は、心房内で電気刺激がクルクル旋回しているからなんです!

心房粗動も、心房細動と同じで血栓ができる可能性はありますが・・・

その確率は心房細動の半分程だといわれています。

発作性上室頻拍(PSVT)

心房内でリエントリーが続くと、心房粗動(AFL)

心室内でリエントリーが続くと、心室頻拍(VT)

ナースひまり
ナースひまり
もう1つリエントリーが発生する場所があります!

それが、房室結節。

房室結節でリエントリーが起こると・・・

発作性上室頻拍(PSVT)になるんです。

房室結節で、リエントリーが起こることで脈拍は150回/分以上に。

ナースひまり
ナースひまり
こんなところで電気刺激がクルクル旋回したら頻脈になるのも納得ですよね。

脈拍が150回/分以上になることで、P波も見えなくなります。

脈拍が150回/分以上になると、心拍出量が保てなくなって・・・

心臓は空打ちをしているのと同じ状態。

ほっておくと、全身に十分な血液が供給されずに血圧は下がってしまうので、緊急の対応が必要です!

わたしの経験では、医師に報告する時「洞性頻脈なの?」とよく聞かれます。

それで150/回以上なのに、「洞性頻脈です!」と答えると

と言われてしまうので気をつけてくださいね^^;

(わたしは看護師3年目ぐらいの時に、医師に「洞性頻脈です!」と言ってしまって怒られました(笑))

まとめ:期外収縮は発生する場所、頻度によって緊急度は違う!

緊急性:低〜中

緊急性:高い

緊急性:すごく高い

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ABOUT ME
ナースひまり
ナースひまり
集中治療室8年目アラサーナース。将来のライフイベントに備えて、現在看護師の仕事をしながら別のキャリアに挑戦中。 人生、健康、恋愛、結婚、お金、人間関係、今後のキャリア・・・わたしは7年以上看護師をしてきて、本当にいろんなことに悩んできました。心身が崩壊しそうになったなんてことも。たくさん悩んできたわたしだからこそ伝えられることがある。そんな思いでこのブログをはじめました。詳しいプロフィールはこちら
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