プロフィール

第3話:人間関係や理想と現実のギャップに悩み、仕事がつらくて仕方がなかった新人看護師時代。

待ち受けていたのは・・・

新人時代は勉強するために集中治療室を希望。

配属がきまり、いざ病棟へ。

そこで待ちうけていたのは・・・

理想とはかけ離れた世界だった。

集中治療室ってどんなところ?

わたしが配属された集中治療室は、

  • 一般病棟では使用しないような人工呼吸器や人工心肺、人工透析などの医療機器
  • 患者さんの症状は数時間で変化し、絶えず細かい観察が必要
    急変することも多い(必要に応じて心肺蘇生をする)
  • 患者さんは腕や足に様々な管がつながれている
  • 特殊な薬剤を使用する機会も多く、劇薬や麻薬などの管理薬も使用する
  • 医師から1mmの単位で変更される注射薬の指示を受け、実際に投与するのは看護師なのでミスがないか常にプレッシャーを感じる
  • 一般病棟の看護師よりも高度な知識や専門性の高い技術、判断力やスピードが求められる
  • etc・・・

・・・ふぅ。

改めて文字で書きだすと、なんかすごいところですね(^^;

人間関係が最悪だった新人時代

新人のときは勉強する!

って、意気込んだのはいいものの・・・

あと3点足りなかったら国試落ちていたようなわたしがこんなところで働き出してどうなったと思いますか??

もうね、

ほんとーーーーーーーに仕事ができませんでした(泣)

先輩はこわい人ばかりで、わたしが入職したタイミングも悪くて人間関係は最悪。

お局看護師以外はパワハラを受ける対象。

精神的に病んで、数ヶ月に1回は誰かが病棟を去っていく・・・

特に新人に対するあたりはきつくて、

「ほんと使えない。」

「じゃま。」

「普通かんがえたらわかるでしょ。」

「は?」

「それで?」

「もう辞めたら?」

バイトでコミュ障は克服できたと思ったけど、あまりに威圧的な先輩の態度がこわくて気づけば昔の自分にもどってた・・・

「ひまりちゃんって、ほんと何考えてるかわからないよね。」

「何、またボーッと突っ立ってんの?」

「とっつきにくい。」

実際に先輩に言われたことです(^^;

ただでさえプレッシャーを感じる環境でこわい先輩に囲まれ、こわさと緊張から思ったことが言えなくなり声も小さくなる。

威圧的な人には今でさえ身構えてしまいます。

コミュ障で、仕事もできなくて、1番にやめるであろう新人候補にあがってました。

いろんなスキルが求められる看護師の仕事

実際、看護師の仕事はいろんなスキルが求められます。

  • 自己管理
  • 感情のコントロール
  • コミュニケーション力
  • 協調性
  • 共感力
  • 創造力
  • ホスピタリティ
  • etc・・・

現場に出てみたら、学生時代に習った知識や技術だけでは通用しないのが現実。

就職したら、業務内容を1から覚えることからスタートする。

そして、病院看護師はマルチタスクの連続で、

※マルチタスクというと、いろいろな仕事を同時進行でこなしていく様な意味で使われます。

その日担当する患者さんを決め、1日のそれぞれの予定を頭に入れる。

治療、検査、保清、食事介助、リハビリ、指導など1人の患者さんだけでもいろいろある。

その間で病棟カンファレンスやそれぞれの看護記録などが入ってきたり、一応1日の行動計画を立てるけど、計画通りに行くなんて本当に稀なこと。

それは病棟にかかってくる電話やナースコール、緊急の検査や入院、先生からの指示などによって割り込み業務が生じるから。

ちなみに、わたしの新人時代はこんな感じ・・・

  • 重症な患者さんをみているというプレッシャーが常にある
  • やってもやっても終わらない山のような課題
  • 怒られているときに、それを見てクスクス笑っている他の先輩
  • ミスをしたときには見せしめかのように怒られる
  • ナースステーションではよく自分の悪口を言われていて、なかなか戻れなかった
  • 挨拶をしても無視される

これらが常にあって、本当につらかったのを覚えてる。

仕事ができない自分が情けなかったり、理不尽なことを言われても言い返せない悔しさ。

でも、みんな自分と同じように頑張ってる、これが普通なんだってそのときはそう思って我慢していた。

カラダもココロも崩壊寸前に

病院で働きだして半年が経った頃、わたしのカラダに異変が・・・

今思い返せば本当に限界に近かったんだなーと( ;´Д`)

  • 涙をこらえながらカルテを書く。
  • 家に帰ると、緊張がとけて泣き崩れる。
  • 外出中、急に涙が出てくることも。
  • 過度の緊張で一度だけ仕事中に気を失う。
  • ストレスで顔全体にたくさんのニキビが。
  • 家で寝ている時、なぞの腹痛におそわれトイレに駆け込む。

体も心もボロボロで心の底から仕事に行きたくなかったのを今でもよく覚えてる。

自分に余裕がなくて、思い描いてた看護ともほど遠くて、ただミスしないようにするのが精一杯。

毎日「すみません」が口癖で、先輩に対する気疲れも半端じゃなくて・・・

「わたしって何でここにいるんだろう。」

って、毎日そんなことばかり考えてた。

本当はすぐにでも逃げだしたかった。

その場にいるのが苦痛で仕方がなかった。

でも・・・

それ以上に負けたくないって思った。

わたしの人生に影響を与える先輩との出会い

ある日、異動してきたばかりのA先輩の言葉がわたしの脳裏にやきつく。

先輩に怒られ、落ち込んでいると・・・

それに気づいたA先輩が

「反面教師だと思ったらいいよ。」

「自分がされて嫌だったことはしない。自分がしてもらってうれしかったことを後輩にしてあげてね。」

先輩との人間関係で悩み続けていたわたしにとってすごく衝撃的だった。

こんなふうに考えてる先輩っているんだ・・・

その先輩は勉強熱心で患者さんにもすごく優しくて、なによりいつも後輩のことを気にかけてくれる。

今でもわたしの理想の看護師像。

「大丈夫?わからなかったら、いつでも言ってね。わたしも異動してきたばかりでわからないかもしれないけど。そのときはすまん(笑)」

なんか明るくてラフな感じがスキだった(笑)

A先輩の言葉がなかったら、わたしは他の先輩と同じようにいじわるな先輩になっていたかも・・・

不思議なもので、先輩にいじわるをされた人は同じように下にいじわるをする。

実際、この光景はよく見かけます。

気づけば2年目がもう終わる頃に

わたしはあいかわらず黙々と仕事をしていた。

仕事をして、帰ったら勉強をして。

その繰り返し。

しんどくて無言で仕事をしていたとき、ふとおばあちゃんが入院していたときのことを思い出す。

あれ?

わたし、あのときの看護師さんみたいになってない?

・・・

このままじゃダメだ。

なにか得意分野をつくりたい。

そう思い立って、2年以上の臨床経験があれば受けられる呼吸療法認定士をとることに。

やっと居場所を見つけた

半年以上かけて分厚い参考書と過去問をコツコツと勉強。

働きながらだったから、国試勉強をしたときよりもしんどかった。

本がボロボロになるまでやり込んで、結果は・・・

無事合格!

あのときは本当にうれしくて、達成感がすごくあった。

呼吸療法認定士の資格を持っていた看護師は、病院全体の1割ぐらい。

ちょうどその頃、病棟の人間関係を改善するために人の大幅な入れ替えが行われた。

一般病棟、慢性期病棟などいろんな部署から異動してきて、

人工呼吸器をはじめてみるスタッフも多く呼吸療法認定士の資格をもっていたわたしに、

「呼吸器のこと、教えて!」

「これってどうやるの?」

って、ずっと職場に居場所がなかったわたしにとって頼ってもらえることは素直にうれしかった。

少しずつ教える機会もふえて、スタッフ向けに学習会をひらくように。

上司も評価してくれ、

「実習指導者やってみる?」

「看護学校に循環器の講義しにいく?」

いろんなことに挑戦させてくれた。

看護学生時代、ほとんど寝ずに記録を書いていたわたしが実習指導者をやっているなんてなんだかウソみたい。

循環器も元々は1番苦手な科目だったのに・・・

人並み以下の能力しかなかったわたしでも、日々の積み重ねでここまでくることができた。

ただ、ちゃんと教えてあげたい!っていう気持ちだけが先走ってよく空回りもしましたけどね。

あいかわらず不器用・・・(笑)

本で学びはじめる

バイトでマネージャーをしていたときにマネジメントや人の育て方について学んだのを思い出して、

もう1回ちゃんと勉強してみようかな・・・

わたしは本を読んで勉強し始めた。

マネジメントの本以外にも、いろんなジャンルの本を読んだ。

  • コミュニケーション
  • 傾聴
  • 認知科学
  • 脳科学
  • マネジメント
  • NLP
  • 行動分析学
  • 自己啓発
  • etc・・・

本を読むようになって、その場の感情で判断していたのが、少しずつ物事を俯瞰してみられるように。

それからは空回りすることも少しずつ減っていって、わたしは専門知識を勉強しているときよりもずっとこっちの方が楽しかった。

気づけば27歳。

つらい新人時代を乗り越えて、ようやく落ちついてきた頃、

もうひと波やってきます・・・(笑)

第4話へつづく。

ABOUT ME
ナースひまり
ナースひまり
集中治療室8年目アラサーナース。将来のライフイベントに備えて、現在看護師の仕事をしながら別のキャリアに挑戦中。 人生、健康、恋愛、結婚、お金、人間関係、今後のキャリア・・・わたしは7年以上看護師をしてきて、本当にいろんなことに悩んできました。心身が崩壊しそうになったなんてことも。たくさん悩んできたわたしだからこそ伝えられることがある。そんな思いでこのブログをはじめました。詳しいプロフィールはこちら
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