現場のノウハウ

看護師の直感はよく当たる!急変回避のための2つの心得とは?

ナースひまり
ナースひまり
こんにちは!ナースひまり(→プロフィール)です。

「何かおかしい。」

患者さんをみていて、そう感じたことはありませんか?

ナースひまり
ナースひまり
それが結構当たるんですよね。

何か違和感を感じて、その数時間後に患者さんが急変したり・・・

ナースあるあるですね。

それはなぜだと思いますか?

ナースひまり
ナースひまり
今日はその理由普段わたしが患者さんの急変回避のために心掛けている2つのことについてご紹介しますね。

わたしの体験談

ナースひまり
ナースひまり
ん?

ある日、患者さんをみていた時のこと。

いつもは声をかけると、「おはよう。」と挨拶を返してくれるAさん。

今日は朝のバイタルサインで声をかけても挨拶を返してくれない。

ナースひまり
ナースひまり
Aさーん!朝ですよ!

眠たいのかな?

それとも昨日の眠剤が効きすぎた?

でも、何かおかしい・・・

ちょうどその時に主治医の先生が。

ひまり「先生、ちょっとAさんが変なんですよ。いつもはおはようって挨拶してくれるのに、今日は何か様子がおかしくて・・・元々自立の方ですし、一度検査した方がいいような気がします。」

医師「うーん、そうだね。ちょっと頭のCT撮っておこうか。」

頭のCTを撮ってみると、軽い脳梗塞を起こしたことが判明。

急遽、脳梗塞の治療がはじまってAさんは大事に至らずに済みました。

集中治療室に入院している患者さんは、主疾患だけでなく合併症や薬の副作用などでもいつ容態が変わるかわかりません。

今回のケースみたいに直感が当たることもあれば、外れることもあります。

でも、普段のバイタルサインの数値や検査データよりむしろ、ベテランになった今では直感で患者さんの悪化を認識することが多いなーって思います。

ナースひまり
ナースひまり
ん?

ナースひまり
ナースひまり
あれ?

って思ったときには要注意。

あなたも

「何か変。」

「いつもと違う。」

なんて思ったりすることはないですか?

本当になんとなくだけど、ズバリ的中したりする。

ナースひまり
ナースひまり
なぜナースの直感は当たるのか?

その理由について解説しますね。

なぜナースの直感は当たるのか?

ナースひまり
ナースひまり
看護師って、五感をたくさん使いますよね。

これは看護師に限らず誰にでも該当することなのですが、

人には第5感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)以外に、第6感があります。

第6感とは

5感以外の感知能力のこと。

・・・5感以外の感知能力のことって言われても、あんまりピンとこないですよね(^^;

“直感”はこの第6感に該当するのですが、

この直感っていうのが、人が瞬時に物事を決断、判断をするときに一役買ってくれているんです。

直感とは、分析的な理由づけをせずに、決断を下すことができる脳のプロセスのこと。

えっと、つまり普段なら何かを決断するとき

理由を考えてから決断をしますよね。

直感が働いたときは、理由づけをせずに決断をします。

ナースひまり
ナースひまり
でも、この直感っていうのはゼロからは生まれないんです!

運や勘といった何もないところから答えを拾うというような曖昧なものではなくて・・・

今までの経験や知識とか脳内にある情報を瞬時に整理して、一番最適な答えを導きだしてくれるっていうのが直感の力!

ナースひまり
ナースひまり
だから、ベテランになればなるほど知識や経験も増えるので、それに伴って直感が働くようになって患者さんの異変にも気付けるようになるんですね。

急変の多くのケースでは、6〜8時間前に何らかの徴候が出ていることが複数の論文によって報告されている!

患者さんも超高齢化してきているので、自分から症状を訴えられない方も多い。

(実際、うちの病院でも入院患者さんは70〜100歳ぐらいの人が大半を占めていて、自分から症状を訴えられない方は多いです(;´д`))

だからこそ、看護師の知識や経験から直感を働かせて、急変前の徴候に気づくことが大事!

そうすれば急変を回避できる可能性は上がります。

っていっても、すぐには身に付くものではないので、これも日頃からの積み重ねで身につけていくしかありません。

直感力を鍛えるためにも、日頃からの積み重ねが大事!

急変回避のために集中治療室ナースがやっている2つの心得

急変を回避するためには、直感力を鍛えることが大事!

そのために普段からわたしがどんなことを心得ているのか?

ナースひまり
ナースひまり
その方法についてご紹介しますね。

『暗黙の学習』で異変を敏感に察知する!

いきなりですが、神経学者 Eric Haseltineさんがこんなことを言っています。

「人には認識していない記憶がある。」

ナースひまり
ナースひまり
人の判断能力ってすごく複雑らしいんです。

例えば、

【例①】

人はその人の笑顔が本物かどうかをある程度判断することができる。

それは、今までの経験で“作り笑い”という存在を知っているから!

【例②】

人の聴覚には、音が届いた時間や、左右の耳が感じている音量の差など様々な情報を捉える機能がある。

だから、目をつぶっていても足音が遠ざかったことで誰かが通りすぎていったことがわかったり、どこで音が鳴っているのか、どんなことが起きているのかを察知することができる!

こうやって人は無意識のうちに学習しているんです!

これを『暗黙の学習』といいます。

経験が多い程、より物事を敏感に察知できるのはこの暗黙の学習によるもの!

これはある患者さんの言葉。

その患者さんはデザイン関係の仕事をしていて、モデルやスタッフとか年間1000人ぐらいの人を面接してたって言ってた。

だから、見る目もついたし、1つだけ断言して言えることがあるって・・・

わたしはこの患者さんに看護師2年目のときに出会って、それからは経験してきたことを1番大事にしてきました。

急変に当たったときには、

ナースひまり
ナースひまり
あのとき、どう動けばもっとスムーズにできたんだろう?

ナースひまり
ナースひまり
できていなかったことって何だろう?

 

って思ったことはノートに書いてコツコツ振り返りをして今では

ナースひまり
ナースひまり
あ!これは後回しにしたらダメなやつだ。

ナースひまり
ナースひまり
ん?なんか変。ちょっとカルテで検査データ確認してこよ。

って、異変を敏感に察知できるようになりました。

(って言っても、まだまだですけどね。人の身体って本当に複雑です・・・)

直感力を鍛えるためには、経験あるのみ!

常に『最悪の事態』を想定する!

2つ目がこれです。

常に『最悪の事態』を想定して、それが起こらないように準備や手回しをしておく。

これは仕事だけじゃなくて、

  • 恋愛
  • お金

も一緒。

25歳ぐらいの時はそれができなかったけど・・・

仕事、恋愛、お金のことでいろいろ経験してきた中で思うのは

「なんとかなる。」はなるようにしかならない。

ということ。

失敗したり、後悔するときって準備や手回しが甘いときに起こる。

常に最悪の事態を想定して、そうならないように手を打っておく。

ナースひまり
ナースひまり
そうやって意識するようになってから、わたしの人生はうまく回り出したような気がします。

まとめ

急変を回避するのに、

「これをすれば安心!」

「〇〇するだけで急変を回避できるようになる!」

みたいな裏技のようなものはなくて、経験したことをコツコツ積み重ねていくことが大事!

追伸

ナースひまり
ナースひまり
急変に当たるとこわいですよね。

わたしも7年以上集中治療室で働いてきましたが、未だに急変はこわいです。

数時間前まで話していた患者さんが意識を失って心臓も止まっている。

そして、心肺蘇生のために心臓マッサージと薬剤を投与し始める。

その状況は何回体験しても慣れないし、できれば避けたい。

でも・・・

看護師以上に辛くてこわい思いをしているのは、患者さんや家族。

心肺蘇生をしている傍で、ショックのあまり泣き崩れたり、動揺を隠しきれなくて大きな声で患者さんの名前を叫ぶ家族の姿を見て・・・

命を預かっているという責任の重さや、「なんとかなる。」って言葉で片付けたくないって思うんです。

看護はきびしい世界。

生半可な気持ちじゃできない。

辛いこと、しんどいことなんて山程あるし、うまくいかないことも多い。

でも、その分学べることはものすごく多い。

よく「3年は続けた方がいい。」っていうけど、本当にそうだなって。

働く場所は変えてもいいと思うけど、看護師は3年・・・ううん、それ以上かもしれない。

やりがいや楽しさを見い出せるのは、3年以上続けてから。

やりがいや楽しさがあるから続けられるんじゃなくて、頑張った先にやりがいや楽しさが待っている。

だから、続けられる。

人によったら、もっとかかるかもしれない。

わたしは5年以上かかった。

それまでに何度も挫折しそうになったし、本当に苦しい時期もあった。

でも、自分が一度は選んだ道。

自分の人生で、一度はがむしゃらに頑張った時期っていうのはあった方がいいと思うんです。

それがあるかないかはすごく大きい。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ABOUT ME
ナースひまり
ナースひまり
集中治療室8年目アラサーナース。将来のライフイベントに備えて、現在看護師の仕事をしながら別のキャリアに挑戦中。 人生、健康、恋愛、結婚、お金、人間関係、今後のキャリア・・・わたしは7年以上看護師をしてきて、本当にいろんなことに悩んできました。心身が崩壊しそうになったなんてことも。たくさん悩んできたわたしだからこそ伝えられることがある。そんな思いでこのブログをはじめました。詳しいプロフィールはこちら
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